監督に注目してプロ野球を見よう

野球

プロ野球は選手のプレーを見て楽しむことが王道の楽しみですが、マニアックな楽しみ方ではベンチに視線を注ぐ、という楽しみ方があります。ホームランが出たときに選手が一斉に飛び出す瞬間、デッドボールをきっかけに乱闘へと飛び出していく様子など、ベンチにはベンチなりの華がありますが、味があるのは監督の一挙手一投足です。

例えば、ベンチでの動きが少ないか多いかが変わってきます。前DeNAベイスターズ監督であった中畑氏、現監督のアレックス・ラミレス氏はどちらもホームランや審判の判定に大きなアクションで反応することで知られています。こういった感情を表に出しているタイプは見ていて華があります。

一方、動きが少ないタイプの監督も多いです。巨人の高橋由伸氏などはアクションが少ない冷静なタイプである、と言われています。ベンチが感情を表に出すと選手のプレーが委縮してしまう、とわざと感情を出さないようにしている、と言いますが、こういうタイプが思いもよらない選手の活躍で思わず笑みが漏れる瞬間を捉えると、こういうマニアックな視点でプロ野球を見ている層は同様にほくそ笑むのです。

邪道な楽しみ方かもしれませんが、球場にいる一人一人がプロ野球の華です。